elm200 の日記

旧ブログ「elm200 の日記(http://d.hatena.ne.jp/elm200)」

最近考えていること

前回のエントリでも書いたが、最近、バーチャル Youtuberの動画にはまっている。バーチャル Youtuber というのは、3Dモデルをかぶった Youtuber たちのことである (以下 Vtuberと呼ぶ)。去年後半あたりから急に流行し始めた感がある。最初に知ったのは、ミライアカリ。それからキズナアイが一番人気であることを知り、富士葵の歌がすごく上手いことを知った。

www.youtube.com

ここ数年の私は深夜アニメもよく見るのだが、前クールの冬アニメとは違い、今クールの春アニメは自分的には大変不毛。そのため、最近、Vtuber の動画を見ることが増えた。Vtuber の動画はほとんど無料でインターネット上で見られるので、カネもかからないしね。

最近では、おびただしい数の Vtuber たちが活動しており、競争は極めて厳しい。人気 Vtuber たちは、ほぼ毎日、工夫を凝らした動画を投稿している。若い人たちがほとんどだが、彼らの真剣な努力には頭が下がる。彼らの熱意が、私の心の中で凍てついていた何かを溶かしつつあるのを感じている。

私は、約半年前から都内某所にて常駐で仕事を始めた。常駐するのは久しぶりだったが、幸い、環境に恵まれ、いまは落ち着いて仕事ができている。ただ、問題がひとつある。落ち着きすぎて、最近では少しエネルギーが余ってきた。昼間の仕事だけでなく、夜や週末も何か建設的なことをしたい。ただ、ネットの動画を見て過ごすだけの日々は送りたくない。

GW中は、ずっとそのことを考えていた。何か仕事をしてみるか。とりあえずクラウドワークスでプログラミングの仕事を見てみたが、やはり単価が圧倒的に安い。というか、この単価でこの難易度の仕事をやるというのは、よほど優秀なのか、よほどカネにこだわりがないのか。ちょっと不思議な世界である。世の中は、エンジニアが不足しているはずなのに、なぜクラウドソーシングサイトの仕事はこんなに安いのに応募者が殺到するのか…。リモートかつスキマ時間で仕事を希望している人たちが多いっていうことなんだね。

私は、人を使うことを考えたことはないのだが、いまどきの会社は、人を昼間にオフィスで雇うことを考えずに、クラウドソーシングだけで仕事を回せば、相当安く仕事を仕上げられるんじゃないのかな。私にはちょっとできないが、どこかの経営者にはぜひ検討してみてほしい。そうやって、リモートかつスキマ時間の仕事が増えたらぜひ私もやってみたい。

話は、変わるが、最近、ドワンゴの川上さんの書いたこのブログエントリが話題になっていた。

kawango.hatenablog.com

川上さんは、最近の違法サイトのブロッキング問題で相当暗躍したらしい。この件については、私は反対だが、上のエントリの趣旨については、納得する部分もある。確かに、最近は、炎上がひどすぎる。インターネット自警団みたいな連中が、ちょっとでも politically incorrect な言動を見つけると、叩きまくるので、まともな人たちが口をつぐんでしまうというのだ。

この人は、ドワンゴの創業者でカドカワグループの重役という地位がありながら、よくもアケスケにいろんなことをしゃべるよなあ、と以前から思っていた。それは、正直偉いと思う。元LINEの田端さんとかね。

私は、以前、ブログでめちゃくちゃ書きまくっていたが、あれは、私がベトナムにいたからで、日本の会社どころか日本人ともかかわりない生活をしていたからだった。日本にいて、家族がいて、社会的地位もありながら、言いたい放題言うというのは、正直、得られるものよりリスクのほうが大きい。特に、日本はみんなが実名で話をせず、ほとんど匿名または半匿名でしかネットでモノを言わない国なので(これは日本の特徴で、他の国だともう少し実名率が高い)。

ここ数年の私は、仕事を失うことを恐れて、言いたいことをはっきりブログで主張することができないチキンだった。でも、もう少し、勇気を持って話し始めようと思う。カッコつけるだけじゃなくて、自分の恥ずかしいことも含めて、ブログで表現していきたい。Vtuber たちや川上さんからもらった勇気を糧に。

炎上だったり、プライバシーを晒されたり、リアルで軋轢を生んだり等、いろいろ問題はあるにしろ、やっぱり、これからは、ネット上で自分を知ってもらうことは、社会的に重要だと思う。カッコつけて言えば、セルフブランディングとかいうことなんだろうが、そんな横文字より、「ネットを正直に生きる」と言ったほうが私にはしっくりくる。Vtuber もブログ書きも日常的に自分をさらすことになるので、嘘や演技を続けるのは難しい。結果的に、正直にならざるを得ず、その結果、人々から信頼が得られるのだろうと思う。先ほども言ったとおり、生活が落ち着いてきたので、これからは、毎日、仕事以外でも、何か創造的なことをやっていきたい。そんなに大それたことでなくてもいいのだ。人に褒められたり認められたりする必要もない。自分が、自分のささやかな成長に満足できればそれでよいのだ。