elm200 の日記

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日本の医療システムは新型コロナウイルスにどこまで耐えられるか

お断り

これは全く医療とは無関係の個人的試算であり、なんら真実性を保証するものではないです。 正確な情報については、厚生労働省等、公式の機関の発表を見てください。

本文

以下の数字は概算の推定です。私は全くの素人なので、だいたいオーダー(桁数)が合っていればいいかな、くらいの感覚で計算しています。具体的な推定値には特に意味がないと思っていただいたほうがいいです。専門家からのツッコミをお待ちしております。

日本では肺炎で亡くなる人が年間に12万人程度います。 www.tokyo-eiken.go.jp 肺炎の他に誤嚥性肺炎というのがあるのですが、とりあえずこれはよくわからないので無視します。これで亡くなる人も4万人くらいいるのですが。

肺炎の入院患者死亡率はだいたい9%程度です。ということは、12/0.09 = 年間133 万人ほど肺炎入院患者はいるということになります。 http://www.seirei.or.jp/hamamatsu/hama/clinical_indicator/PDF/41.pdf

平均2週間入院するとします。

計算を簡単にするために1年=50週とすると、133万人/(50/2) = 5.3万人くらいが平均して入院しているのではないかと思います。

なんで平均は5.3万人といってもピーク時にはその2倍の10.6万人くらいの肺炎入院患者は普通にいると思われます。 (肺炎は冬に多く夏に少ない病気だそうで、そのグラフをどこかで見たのですがいま見つけられない)

仮定に仮定を積み重ねた拙い数字ですが、これが正しいとして日本の医療機関は同時に11万人程度の肺炎患者を同時に扱えるとします。 これは適当な数字ですが、オーダーとしてはこれくらいではないかと思います。

インフルエンザの流行の最盛期では同時に200万人くらいが感染します。 www.nippon.com

新型コロナウイルスの感染者の5%が入院が必要なくらい重症化するとします。 仮に新型コロナウイルスに同時に100万人が感染するとその5%の5万人が入院が必要な程度の肺炎にかかります。

もし医療側のキャパシティが11万人だとすると、他の原因の肺炎患者も当然いるので、なんとか工夫すればギリギリ対応できるかな、くらいの感じでしょうか。 オーダー的にはそんな気がします。

かりに同時に1000万人感染してしまうと、5%が50万人ですから、もう無理ですね。これは医療崩壊コースです。ただ、2009年新型インフルエンザのときでさえ、そこまで同時に感染が起こらなかったようなので、そこまで心配しなくてよい気がします。 ja.wikipedia.org

逆に同時に10万人程度の感染であれば、5%は5000人ですから、問題なく医療システムが対応できることになります。

・・・と推測に推測を重ねて来ましたが、一番、脆い仮定は「日本の医療機関は同時に11万人程度の肺炎患者を同時に扱える」という部分ですね。 本当にそこまでキャパシティがあるのだろうか?

もしここらへんの事情に詳しい方がいらっしゃれば是非教えてください。